リストランテ・リナッシェレ堂島　川沿いの隠れ家的イタリアンレストラン | 日記 | 春のオススメワイン！

Cicaleccio 2022
Cantina Giara
Italy / Sicilia
カンティーナ・ジアラはプーリア州バーリの南、アデルフィアに位置する家族経営の生産者です。ニカッシオ家は19世紀後半から葡萄栽培を続けており、現オーナー、ジョルジョ・ニカッシオは伝統を受け継ぎ古くから続く自然な栽培・醸造方法に則ってワイン造りを行っております。
栽培はビオディナミにて行い、プリミティーヴォを始め、フィアーノやグレコ、マルヴァジアの他、現在では希少な土着品種ヴェルデカなどの栽培を行っております。樹齢は平均60年以上ととても古く、収量も1ヘクタール当たり30-40キンタルと非常に抑えられております。
除梗後ステンレスタンクにて野生酵母のみを使い発酵、6～8日間のマセラシオンを行い、同容器内で6ヶ月熟成。無濾過無清澄にて瓶詰め。醸造時、瓶詰め時ともにSO2最低限の添加をします。
明るく透き通るやや琥珀色がかった黄金色。トーストしたヘーゼルナッツや花、草本の香り。リンゴ系の果実味と共にハチミツや熟したキウイのような味わいを感じ取れます。
Cicaleccioはイタリア語で「ガヤガヤとしゃべる声」を意味し、たくさんの人たちが集まった時におしゃべりをすることをCicaleccioといいます。おしゃべりをする時に美味しくワインを味わってほしいとの想いから、この名前がつけられました。また、Cicaleccioには「セミの鳴き声のような」という意味もあります。このワインのブドウが畑で熟した頃は、ちょうどセミの鳴き声が聞こえます。そこから「セミたち（Cicale）の声を聴きながら成熟したという意味も込められています。